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マキシマム ザ ホルモンのライブは新参者と中年に優しかった

12月2日、予襲復習ツアーへ行ってきた。川崎CLUB CITTA'にて。
いろいろ書いてみたらすごい長文になってしまって、しかも思い入れたっぷりすぎて気持ち悪いので、まとめると、ホルモンのライブは新参者と肉体の衰えた中年に優しいライブだった。
お約束を知らない死ぬ、勝手がわからない死ぬという不安と緊張でガチガチだったんだけど、始まったらすべて払拭された。
というのは、ここでモッシュして、ここでヘドバンして、ここでぴょんぴょんする、みたいな動きの型がピシッと決まってるから。
そしてそれらの動きのお手本になっているのがダイスケはんなので、とってもわかりやすい。
あと曲調関係無しに暴れたいだけ、当たり屋みたいな客がぜんぜんいなかった。それもこうした形が決まっているからかもしれない。
ヘドバンしてるところでモッシュしてたら浮いちゃうもんね。
MCもそれなりに長いけど、めちゃくちゃ面白くて、しっかり休憩もとれるので、そういう意味で中年にとても優しい。
古参にしかわからないネタをあまり出さないような配慮をしている感じがして、新参者を置いてけぼりにしないでくれるのがありがたかった。


あと作詞作曲をしてるマキシマムザ亮君さんは、ライブ中、本当に一切喋らないのね。かわりにダイスケはんとナヲさんがキレキレのトークを繰り出す訳なんだけど。普通、作詞作曲もしてギターボーカルもしてたら、もう自己顕示欲がすごすぎて、バンド=俺のソロプロジェクトになりそうなのに、そうじゃないのが本当に不思議。分業がうまくいってるんだなって感心してしまった。歌もみんなで歌うしね。
そういう意味でなんとなくメンバー脱退とか解散とかしなそうだなと思うし、病気にならず事故にあわずいつまでも健康で長くバンド活動して欲しいなと思う。
わかりやすいって時々馬鹿にされるけど、大事なことよね。わかりやすいから素直に楽しくて、また行きたいって心の底から思わせる、本当に素晴らしいライブでした。
正直今回のアルバムあまりハマらなくて、ビューティー殺シアムしか好きな曲が無かったんだけど、今じゃ捨て曲無しの大好きなアルバムだし、やっぱりライブあってのアルバムなんだなと思う次第です。


【追記】客電落ちて、イントロはじまってウオーって前の方行ったのに、ズーダンズダダンになったらみんなサーっと後ろに下がるので、なんだなんだと思ったら、あれはヘドバンする場所を作るためなのね。という新鮮な驚き。