モヤさま!!!!!

はてなブログのモヤさま!!

アウトレイジが面白かったんじゃコラァ!!!

ほぼ初北野映画でした。
まあミーハーなので…加瀬亮が出てなかったら観に行ってなかったのは言うまでもなく。
それはそれとしても、ここ何年かで観た映画の中で一番好きです。
ウケを狙ってお客さんを笑わせにいこうという感じじゃなく、一生懸命演じれば演じるほどなんか笑える、という演出がすんごい好きです。
全員悪人だけど、その中にも仁義を通す人と、本当に悪い人がいて、悪人つっても色々でした。
本当に悪い人はマジで悪い><
恫喝したり、抗争したり、ヤンヤヤンヤしてるんだけど、北野武が演じる組長の何ともいえない空っぽ感がまたよかったです。
あと、全然中だるみしない。最初から最後までものすごくテンポがいい。
最後のオチは他でちらっと聞いてて、聞いてなかったらよかったなあでした。
ただ人間関係は初見だとよくわからないので、相関図をちょろっと見てから鑑賞したほうがよいかと。
ただやっぱり怖いし、役者の顔が大写しになると、いつピストルで脳天ブチ抜かれるのか、ヒヤヒヤする。
肝心のスーパーインテリジェンスヤクザ加瀬亮におかれては、素晴らしくナイス加瀬神でした。
みんなドス効かせた野太い声で『ブチ殺すぞコラァ!!!』とか言ってる中、ひとりだけ妙に舌っ足らずだし、ガタイが周りに比べて圧倒的にガリガリ
だがそこがいいのは言うまでもありません。
スーツにメガネにオールバックで力いっぱいブン殴る加瀬神の、いつもの役と真逆なテイストは一見の価値あり。
できれば加瀬神にもバキバキに墨入れた上裸晒して欲しかった><
普段悪役やらない役者がドスボイスで恫喝するのもなかなか新鮮でした。
全体的にいいキャスティングだったなあ。椎名桔平カッコよかったなあ。
石橋蓮司が特にドイヒーだったなあ(いい意味で
観終わったらアウトレイジごっこが白熱すること請け合いです。
何かにつけて『ブチ殺すぞコラァ!!!』言いまくりです。
機会があればもう1回観たい!