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日本誰ともふれあわない街歩き 第二回 東京都写真美術館

2階 セバスチャン・サルガド アフリカ展
明日で会期が終わるので、午前中から混雑していた。
途中から水墨画みたいに見えてきて、ぼんやりしてたら絵なんだか写真なんだか曖昧に。
絵みたいって思うってことは構図が決まってるってことなのかな。
ヤシの木とたくさんの人が、こう、縦に並行してきれいに並んでる構図とか、雲に隠れた太陽がちょうど神様の後光みたいにさしてたり、どうしたら撮れるのかなって思う写真がたくさんあった。
報道写真というよりアートだからなのかなぁ、アフリカの悲壮感とか悲惨な様子ってあまり感じなかった。むしろちょっと神々しい。
報道写真とアートの違いがよくわからないけど。


3階 木村伊兵衛アンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし
アフリカ展のあとに木村伊兵衛の秋田とか浅草の写真を見たらめっちゃホッとした。
写真を撮る技術っていろんなのがあるけど、やっぱ構図の力がプロと素人の差なんじゃないでしょうか。
コレだっと思った時に素早く構図をキメてバチっと撮る力。
とかいいつつも、まぁ、50?のレンズ欲しくなっちゃったよね。
その前にいつまでレンズキットなんだろう…。
最後の方で二人のベタ焼きが見れるのが面白かった。
木村伊兵衛は同じ対象を多くて2、3回で撮るのに対して、アンリ・カルティエ=ブレッソンは結構な枚数かけてバシバシ撮ってるなという感じ。
横の写真が全部縦向きに並んでるから、お客さんみんな首かしげて見てた。


3人の写真家の作品を見てまわったわけだけど、小さいカメラでスナップショットを撮るというスタンスが共通していて、ひとつのテーマを持って観覧できたのがよかったです。
3階に回ったらキラキラな写真がいっぱいだとちょっとつらいもんね。


帰りに恵比寿から渋谷まで歩きながら、さっそく決定的な瞬間を撮るぞと意気込んでみるものの、なんかもう無理。
目で見てコレだ!って思ったらその瞬間はもう終わっちゃってるよ。
歩きながら上を見上げたら陸橋を歩くカップルに午後の光が綺麗に当たってて、わぁーきれいだなーと思ったら、もう終わってるよね。
なんだもうあれか、プロは侍か。
恵比寿から渋谷までの線路沿いは、古い建物や変わった落書きが多くて、楽しい道でした。
渋谷のモンベルに行こうと思ったら、恵比寿にもあったので、ネックウォーマー買って帰りました。