ノルウェイの森
あいかわらずズルズル読書してますけど、感想書くならさっさとした方がいいすね。
先日ツイッターでスプートニクの恋人の話をして、延長線で10年ぶりにチャットして楽しかった。チャット、難しいけど楽しかった。
話してるように書くのは慣れが必要ですね。
それで、スプートニクをとても面白く再読できたので、他の作品も読んでみたく選んだのがノルウェイの森。(他に読んだことあるのはカフカだけです)
今更村上春樹ってのもなーと思ってずっと遠巻きに眺めてたけど、いい機会だし。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/09/15
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ある男の人が一人の女性を失うまでの話なんだけど。失っておしまいなのよね。立ち直る兆しがあるわけでも、泥臭く足掻くわけでもなく。
帯に『限りない喪失と再生を描く』ってあるけど、どの辺が再生なのかよくわからなかった。
だからなのかどうかわからないけど、特に心を動かされたわけでもなく、かと言ってつまらないわけでもなく。面白かったけど感動しなかった。
とにかく雨雨権藤雨権藤ばりにセックスセックスフ☆ラセックスなんですけど、いや、嘘、そんなヘビーローテーションじゃないけど。正直その辺くらいしか印象に無い。喪失の物語っていう割には、一方で色々奪ってるなというか…なかなかやることやりよりますよね。
そういう話だからいいんだけど、でも、下巻大ラスのレイコさんとのくだりは…あれは一体なんなんだろう。すごく解せない。
それまでがっつりリキ入れて読んでたのが、一気にグンナリしてしまった。しらんがな。もう。
なんのかんのこねくり回しながら、やっぱただのヤリチンなんかね。生きながら死の世界に引きずり込まれるヤリチン。
下手すると戯言シリーズのいーちゃん並の嫌悪感を持ってしまいそうなんだけど、そこまで嫌悪感抱くほど何も残らなかった。
でも街や寮などの風景の描写は本当にすごかった。文章だけであんな風に風景をスケッチできたら絵の具いらないよ。すごい才能だよなぁ。
あと、生きてる人、つまり緑と突撃隊にはほんとに幸せになって欲しいな。
物語が終わったあと登場人物達はどうなるんだろうってことをよく考えるんだけど、二人にはどこかでちゃんと幸せになってて欲しい。
あとの人はどうでもいいや!
それにしても直子も緑も身近な人の名前で、イメージがどうしてもその人たちに重なってしまって困った><