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象られた力 マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 ハイドラ

1Q84のことが気になりすぎて、ついに読んでる夢を見ました。買ってもいないのに。


象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)

短編集。
全体的に蒸し蒸ししてて、春先に読んで正解だったなと思う。やたら五感がビリビリする4編でした。
早くラギット・ガールが文庫にならないかなって考えてる。


女の子娼婦のバロットがすごくレオンのマチルダっぽいなと思ったら後書きにそれっぽいことが書いてあった。納得。
魅力的な設定だし、エンタメエンタメしてて、好きなタイプの小説なんだけど、続きを読むのは保留。
すいすい読めすぎちゃって、ちょっと費用対効果がよくないかなと。アニメになればいいのに。一度ポシャってるみたいだし期待できないけど。
だってGONZOじゃねぇ・・・。

ハイドラ

ハイドラ

バンドマンとかライブハウスとか出てくるんですよ。
そこが自分の現実と直リンクしちゃってとってもダメだった。
カメラマンとかモデルってところは、自分の周りに無い要素だからハマるんだけど、ライブはそれなりに行きますから身近すぎちゃってね。
現実のバンドのどの辺を意識してるんだろうとか、ダイブして怪我させて事件になるかな、とか、無駄にそういうとこに目がいってしまった。
でも主人公の彼氏の書き方がすごく良くて、最後の場面まで登場しないんだ。だから、得体の知れない怖さとか影響力がいっそう際立ってた。
金原ひとみの小説って、主人公のキャラクターがみんな同じだし、読んでて食欲無くすし、割としょうもないんだけど、なんのかんので全部読んじゃった。
きっとまったく共感できないからおもしろいんだろうな。