モヤさま!!!!!

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ねこ

飼い猫の死に立ち会うのは10年ぶりなのだけど、その時とは比べ物にならないくらい後悔してる。
20時に家に帰ったとき泡を吹いてて、そんなこと今まで無かったのだからとりあえずかかりつけの獣医さんに電話でもすればよかったのだ。でも今までもよく吐いてたし、まあ明日の朝でだいじょうぶだろうというのが家族の総意で、結局明け方倒れてしまい、その時になって獣医さんに電話して朝7時に診てもらったのだけど、遅かった。
苦しんで死なせてしまったこと、最善を尽くせなかったことにたぶん一生後悔するのだろうと思う。
17才だけど毛艶もよく、顔も若々しくて、20歳は固いなと思ってた。家族全員、彼の若々しさに慢心してたところが大きい。
トイレとか餌入れが無くなっていると、ああもういないんだなと思う。
家に帰って迎えにこないと、ああもういないんだなと思う。
炊飯器の横の台にあがって、餌の催促されないと、ああもういないんだなと思う。
ご飯の支度をしてるとテーブルにあがっていたずらされたり、台所でコンロ舐めたり、洗面所に行こうとすると水を催促されないと、ああもういないんだなと思う。
昨日、パソコンで作業した後、ああ疲れたなと思って、ふと腰をあげたとき、猫をさわりに行こうとしてた。その動作を無意識にやっていたことにはじめて気づいた。
ずっと元気だったのに。
無くてもいいようなちびっちい前歯も、パタパタできない短い鍵シッポも、もう見られない。猫のそれとは思えないア゛ーーという鳴き声ももう聞けない。
ほんとうにヤンチャでバカでかわいいやつだったので、元気になったらもっと優しくしてあげようとか思ってたんだけど、今思うとベタベタな死亡フラグだったな。
たかが飼い猫って思うじゃん。けっこうキツイすよ。急だったから特に。
10年前のときは、もうだいぶ弱ってたし、眠るように亡くなったし、まだ猫がいたから、そんなに辛くなかったんだけど。
今回のは、最善を尽くせなかったし、苦しんで死なせたし、申し訳なさと、後悔でいっぱい。
今すぐにでも猫を飼いたいと思う反面、もうペットはいいかなという気持ちもある。手間やお金がかかるってのもあるけど、別れる辛さをもう味わいたくないというか。人間の別れは避けて通れないけど、ペットとの別れは自分の選択ひとつで避けることができるわけで。
ふつうに生活してても、ことあるごとに猫のことを思い出す。
猫がいる生活21年目にして、ひとつの時代が終わったってことですかね。
あー最期までうんこ臭かった!うんこー!ウンコトラ!