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銀座の中心で美しく生きることについて考えてきた


美しく生きる 中原淳一展 愛する心 於:松屋銀座
http://www.matsuya.com/ginza/index.html
平日の真昼間ということもあり、空いてるだろうと思ったら、年齢層高いハイグレードマダムがたくさんだった。
原画はやっぱりすごかったねー。髪の線とか、服の色の鮮やかさとか、線の一本一本が丁寧でとても見ごたえがあった。
スタイル画もよかったねー。とにかく小物の色を統一しないさいということが書いてあって、耳が痛い。
取り急ぎ部屋を片付けて毎日清く正しく美しく生活したいと心から思ったけど、もう、本と服が溢れんばかりで、中原淳一の描くおしゃれで美しい女性像からは程遠い…。どうしたものか。
展覧会から出るとグッズや本が山のように売ってるショップに辿り着くんだけど、バーゲンかっていうくらい人が多かった。
先ほど、美しさとはなんぞや、ということを考えさせられた直後にこの混雑ぶりはキツい。
ツインテールの女の子の絵が一番好きだったんだけど、そのポストカードは売ってなくて残念。
展示の中には、かわいい女の子の絵だけじゃなくて、素敵なメッセージや詩なんかも紹介されてた。
特にこれなんかねグッとくる。

もしこの世の中に、風にゆれる「花」がなかったら、人の心はもっともっと、荒んでいたかもしれない。
もしこの世の中に「色」がなかったら、人々の人生観まで変わっていたかもしれない。
もしこの世の中に「信じる」ことがなかったら、一日として安心してはいられない。
もしこの世の中に「思いやり」がなかったら、淋しくて、とても生きてはいられない。
もしこの世の中に「小鳥」が歌わなかったら、人は微笑むことを知らなかったかもしれない。
もしこの世の中に「音楽」がなかったら、このけわしい現実から逃れられる時間がなかっただろう。
もしこの世の中に「詩」がなかったら、人は美しい言葉も知らないままで死んでいく。
もしこの世の中に「愛する心」がなかったら、人間はだれもが孤独です。
(「美しく生きる 中原淳一 その美学と仕事」より抜粋)
中原淳一の言葉

もちろんきれいなばっかじゃ生きていけないけど、ほんとうに汚れになる前に思い出したい言葉です。


たぶん中原淳一の世界って50年代60年代くらいに流行したわけだけど、70年代80年代になってからは見向きもされなかったんだと思うんだ。ダサいっていう認識みたいの、あったんじゃないかな。自分で服を作る時代から既製服大爆発の時代になったから。
それがここ10年くらいでリバイバルヒットというか…ね。美輪明宏の影響なんかもあっただろうし。今でも通用するセンスって言われるようになって。それはそうなんだけど。流行って水物みたいで悲しいなと思ってしまった。
とかいいつつ定額給付金でミシン買うつもりです。


その他
松屋の中の化粧品いっぱい売ってるところにナルシソ・ロドリゲスの香水売ってて、現物見るの初めてだったし(店頭で売ってるの東京じゃ松屋だけらしい)wktkして付けて貰ったら、久しぶりに好みの香りだったので参った。たぶんそのうち買うと思う。

帰りに銀座のアップルストア寄ってMacBookAirいじり回してたらスタッフのお兄さんが『学生さん…ですか?』と言って寄ってきたけど、こんな平日の昼間っから働きもせず色キチみたいな服着てるけど、学生じゃないんだ。恥ずかしかった…。