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病気をして思ったこと

数学近況

数学の勉強はやおら憧れが強すぎて、何をしたいのかさっぱりわけわからないことになっております。
数論的なものに絞ってもぞもぞ続けてるけど、びしりと目的を定めないとなと思ってます。
でもね、数学の本一冊読み通せないの。それがなんとも憎憎しい。
途中からぎゅーんと難しくなってしまって・・・
やっぱり基礎がなってないからとてもダメ。でもめげない。苦手って思っちゃ負けだと思ってる。
さて今日は病気と入院について。

この話を書こうと思ったきっかけ

ネットでプライベートな情報をどこまで書いたらいいんだろうっていつも思ってました。
私のネット活動とは往々にしてtwitterだとかに絞られるんですけど、仕事の愚痴だとか年齢とか付き合いとか、書きたい、書きたくないの線引きが自分の中でもやもやとしてて、ひとりでうーんとか思ってた。
でも昨日、twitterで自分の病気のことを@で少しだけ話したら、なんだかちょっと気楽になった。
と同時にこの話はもしかしたら誰かに参考になるのかもしれないって思ったのです。
月1しか更新しない日記だけど、誰かが読んでくれたら、もしかしたら参考にしてくれるかもしれないと。
まぁそんな大げさな病気でもないので、何かの縁でここを訪れた人がいるならば、どうぞ気楽に読んでください。

2ヶ月前突然の腹痛

朝、トイレで小の方をしたら、腹痛に襲われた事からはじまりました。
冷や汗と貧血。内臓が絞られるような痛み。イダイイダイとうめきながら、うろうろしたり布団に横になったり。しまいには吐いちゃってたり。
その日は仕事を休んで様子を見ることにしました。
その時点で私はこれは膀胱炎に違いないと思ってました。
近所の病院は休みだったのでとりあえず様子を見ることにしました。

次に夜11時ごろ。
もちろん吐いてしまうのだから食欲は全く無く何も食べていない状態。
そんな中、下っ腹がものすごい激痛に襲われました。
大声で喚きながら七転八倒。痛くて痛くて、横になってるのもできず、しまいにはひとりで立ちあがれなくなる始末でした。
最終的に家族が救急車呼んでくれ、救急やってる病院に駆け込んだのでした。
病院探すのにも結構時間かかってたなぁ。でも、救急隊員の人がずっと励ましてくれてありがたかった。
悪寒と痛みと戦いながら、その頃には(これはただの膀胱炎じゃない、尿結石とか、壮大な何かに違いない)と思ってました。

20年ちょい生きてた中で、一番痛かった(肉体的な意味で)

入院する事になった

結局激痛が始まってから検査したりなんだりで、長いこと放置されたあげく入院する事になりました。痛み止めをもらったのは1時を回ってました。
検査中、当直の先生が診察したり、何かしゃべってたり、聞いたりしてくるのですが、痛みとの戦いでそれどころじゃないのです。
「ここ押すと痛いですかー?」
「いだいれす!!!」
「こっちはどうですかー?」
「ちょ、いだ、qあwせdrftgyふじこlp
いいから早く痛み止めをよこせって脅迫したかったですけど、如何せん立ち上がるのもままならない私が、大の大人に勝てっこありません。
痛いから救急車乗ってきたんじゃボケェですね。
その結果、婦人科系の病気だったのです。
子宮内膜症という病気で、左の卵巣は腫瘍でした。
筋腫とかガンとかではなくてよかったけれど、今まで普通に健康に過ごしていたのに、突然病気名が与えれショックでした。

最初の2日半は点滴だけで生きていました。
必要な栄養は全て含まれてるので、おなかは空かないけど、口を動かしてもぐもぐするって行為にひどく飢えました。
途中からフルーツ、最後は普通食でした。まずかった・・・。
寝るときは、同室のおばぁちゃんたちのイビキや寝言や独り言や排尿音に悩まされ、寝たり起きたりで、あんまりぐっすり寝れませんでした。
彼女らはポータブルトイレを使用していてその場でいろいろするんですね。

日中は暇でした。
朝イチで回診や診察が終わってしまうので、それが終わったら本日やること終了なのです。
ロビーの携帯使えるところで時々メール打ったりしましたが、基本的に携帯使用禁止ですからね。
ネットできないし、音楽も聴けないし。
テレビはあったけどお金かかるので使いませんでした。
ひたすら本読んで、数学の問題解いたり、日記書いたり、絵を描いたり、考え事したりそんなことをしてました。
でも、将来のことや、自分の生活を本気でよく考えるいい機会になりました。

その後のいろいろ

ホルモン療法で排卵をとめて、卵巣や子宮の働きを止めることになりました。
つまり彼らにはニートになってもらってます。
最初の頃は、胸が張ってめちゃめちゃ痛かったり、時々卵巣が腫れたりして痛かったりとなかなか慣れない日々が続きました。
毎日生理前状態だからなのか、過剰にイライラもしました。
さらにその後の精密検査では、右の卵管がつまってると言われました。
そして子供ができにくいと。
今は体外受精もできるからと言われたけれど、発病してからこのことが一番ショックだったかもしれません。
どっちの卵巣もダメな感じで、ホルモン療法で治らなければ、手術で、いつ治るかも検討がつかない、というかそもそも何をもって完治というのかさっぱりわからないのです。
その頃私には彼がいたのですが、退院してしばらくして、ためしにしてみたんですね。何をってそれはまぁ置いといて。
痛かったんですね。すごく。
それで、なんとか病気のことをわかってもらおうと思ったのですけど、なかなか難しく、やはり痛いのは変わらずで、先月の激務も合間って、イライラも止まらず、色々あって、別れようとメールで宣告されるに至りました。その事はまたいつか。
私も病気になるまで、人ごとというか、まったく興味無かった病気で、それを同年代の男の人に理解を求めてもムリだったのだなぁと今になって思います。
この先、性交痛があって、たぶん、もしかしたら、というかおそらく、不妊治療をしなければならず、そんな女に誰かと付き合える資格はあるのか、結婚する資格は果たしてあるのか、そんな事を思います。
病気にならなければ・・・ってそんな事言ってもしょうがないんですけどね。
その後も産婦人科へ通院してるんだけども、妊婦さんやご夫婦などももちろん多いわけで、おめでとうございますなんてのがチラ聞こえしたりもして、ダメだダメだと思ってても、卑屈になってしまう。退院してからのがなんだか精神的にツライ。たまに恐ろしくネガティブになるんですね。
私は一人っ子で、両親のこと、どうしても喜ばせてあげたいのです。
でも私も両親の不妊治療の末授かった子供なわけで、そう不安にならなくても大丈夫なのかなと思ったり。
それに、自分よりもっと大変な思いしてる人もいるので、もっと気を強くもたないとなぁ。
なんだか完全に自分のための文章になってしまったw
まとめるぞう。

知っておいてほしいこと

女性のみなさん婦人科に行ったほうがいいです。
私は人より生理痛がひどいという認識はあったけど、なんなら生理じゃないのにおなか痛いことなんかしょっちゅうだったけど、まさか病気だったなんて思ってませんでした。
痛みは人と比べようが無いし、ずっとそういうものだと思ってた。
(婦人科行ってみたほうがいいよなぁ、でも男の先生やだし、あの足広げる機械やだしなぁ、まぁいいや)
で、今まで検査なんかひとつもしなかったのです。
完全に今までほったらかしていたことの代償です。
男の先生も、足広げる機械も、なんてことなかったです。
超音波の機械は最初は慣れないけど、なんとかなります。
だから、生理痛ひどいひどくないとかそんなこと関係無しに、ある程度大人になったら婦人科行って検査したほうがいいです。
行った事ない人は是非エライことになる前に、検査受けてください。
もうむしろ法律で義務付けたほうがいいw

あと男の人へは、えーっと・・・この手の病気を理解するのは恐ろしく困難だと思います。自分にない生殖機能ですもんね。
正直私も未だに理解できてません。
生理痛もそうだし、婦人科系の病気は結構大変です。
たぶん思ってるよりずっと痛いです。
もし、友達や同僚や同級生や、その他周りの女の人がツライ思いをしていたら、いつもより少しだけ優しくしてあげてください。
もし、彼女がそんな病気になってしまったら、完全に理解できなくてもいいと思う。というか理解するのは難しいです。
でもゆっくりでいいし、ほんのちょっとでいいので、理解しようという気持ちを彼女に見せてあげてください。
その気持ちだけで彼女はものすごく安心すると思います。
ってまぁ、これは私がそうして欲しかったことなんですけどねw
お互いを理解しあおうとする気持ちって大切です。でもすごく難しかった。

なんだかんだとクヨクヨなやんでるあたり、自分は甘いのだと思う。
もっと大変な病気にかかってる人もいるのに、本当に甘いです。
でも病気になってみて気づいたことが色々あったので、今日はその事を書いてみました。
ささやかな体験談ですが、もし、何か参考になったり、感じるところがあったなら幸いです。

ついでですが、回診のときに来てた先生(主治医ではない)がちょっとおもしろくて素敵なメガネ白衣の男性でした。